今回は、どうすればSIMフリーのLumia 928で日本のキャリアを使うことができるか、をまとめます。
まず3Gを使うためには、2通りの手段があると思います。
1.ドコモでSIMを購入(※1)
2.ドコモかソフトバンク(※2)で、端末を購入し、その中に入っているSIMを差し替えて使う
Lumia928を輸入した際の代行業者の話では、電波的に規格上、使えるキャリアはドコモかソフトバンクだそうです。
で、1.と2.のどちらが良いか、ですが、値段的にはSIMだけ買うより、端末ごと買う方がお得だと思います。端末ごと買えば、いろんなキャンペーンがあるので。
(※1:ソフトバンクでは、micro SIMのみの販売は行っていない、とソフトバンクの店員に言われた。ドコモではmicro SIMだけでも買える)
(※2:私は、ソフトバンクの端末のSIMでLumia928が動くかは、試していません。ただ、Lumia928を輸入した際の代行業者の話では、うまくいったとのこと。)
次に、SIMを手に入れ、3Gを使えるようにするための、注意点について3つ書きます。
1.SIMのサイズを確認する。
SIMには、SIM, mini SIM, micro SIM, nano SIMなどの規格がありますが、Lumia928は、micro SIMと呼ばれる規格のSIMを使います。
ただし、ドコモが提供しているmicro SIMは、mini UIMカードと呼ばれるものです。つまり、ドコモに行ったら、mini UIMカードが必要と言わなければいけません。
ちなみに、今ドコモで販売しているスマートフォン、タブレットに入っているSIMは、ほとんどがmicro SIM (mini UIMカード)です。よって、どの端末を買っても、大抵はSIMを差し替えてLumia 928に使うことが出来るでしょう。
ソフトバンクでは、micro SIMのみの提供は行っていません(とソフトバンクショップの店員に言われました)。ソフトバンクでmicro SIMを手に入れたければ、端末を買わざるを得ません。
2.プロバイダーの選択
ドコモの場合、ネットにつなぐためのプロバイダーは、実は二つあります。通常、ドコモで端末を買った場合は、i-modeやキャリアメールを使うためのプロバイダーに自動的に契約されます。
しかし、SIMフリー端末にSIMを指して使う場合には、もう片方のプロバイダーを選択しなければいけません。mopera-Uというプロバイダーです。
通常のプロバイダーの料金は月300円ですが、mopera-Uは月500円です。しかも、mopera-Uにすると、docomoのキャリアメールや、nottvなどのドコモのサービスは、ことごとく使えません。(そもそもandroidじゃない時点で、nottvなどは使えないと思いますが)
しかしmopera-Uにしなければ、SIMフリー端末でdocomoの通信を利用できないので、選択の余地がありません。
ソフトバンクではどうなっているのかわかりませんが、ここらへんはしっかり確認しておくべきでしょう。
3.アクセスポイントの設定
Lumia928で一番ハマりやすいのはここだと思います。
スマホなどの移動端末では、ユーザが通信を始める前に、IPアドレスなどをもらうためにアクセスすべき場所(サーバ)を設定しなければいけません。
この、最初に接続する先をアクセスポイント(APN=Access Point Name)と言います。
通常、キャリアで端末を購入すれば、初めから適切なアクセスポイントが設定されているので、何もいじる必要がありません。しかしながら、SIMフリー端末では、正しく設定されていないので、自分で設定します。
通常は、契約したプロバイダーをアクセスポイントとして設定します。
mopera Uの場合、mopera.net です。
参考:http://www.mopera.net/manual/other/simfree.html
で、Lumia 928の場合、どうやってアクセスポイントを設定するか、というと、まず
アクセスポイントを設定するためのアプリをインストールします。
(自分はここで1時間以上ハマりました)
Nokiaが提供する”access point”というアプリです。
http://www.windowsphone.com/en-us/store/app/access-point/ce3895c7-01d0-4daf-a4c3-25c10463942d
ちなみにこのアプリ、windows phoneのアプリストアで検索しても、なぜかヒットしません。
上のページをブラウザで開いて、アプリストアへのリンクを踏んで、インストールするしかないようです。
これをインストールすると、windows phoneの設定の中に、『アクセスポイント』という項目が追加され、そこでアクセスポイントの追加を行うことが出来ます。
接続名 | 分かりやすい名前をテキトーに |
アクセスポイント名 | アクセスポイントのアドレス(例えばmopera.net) |
ユーザ名 | プロバイダーからもらったユーザ名 |
パスワード | プロバイダーからもらったパスワード |
それ以外は空欄やデフォルトのままにしておけば、たいていOKでしょう。追加して、そのアクセスポイントがアクティブになれば、無事、3Gが使えるようになります。
ちなみに、Lumia928では、ドコモのLTEは使えないようです。Lumia928を購入した際の代行業者にも、LTEは使えないと言われていました。
最後に、念のため一言。
もし、この私のブログを参考にして「使えなかった!」と言われても、責任は取りません。使える保証は、しかねます。ただ、参考として読んでいただければ、と思います。
コメント
コメントを投稿