(映画) LIFE!

これから土日のどちらかは、一週間のリフレッシュのために、TSUTAYAで映画を借りてきて見ようと思っている。
せっかくなので、どんな映画を見て、どんな感想だったのか、まとめておきたい。まとめておかないと、そのうち自分でも内容を忘れて、もったいない感じがする。

昨日見た映画は、『LIFE!』(2014)
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感想を一言で言うと、「人と違うことがしてみたい」と思う人が多いアメリカ人の願望を、体現した映画だと思う。日々のルーティンワークに嫌気がさしている人には、おすすめ。

あらすじ

主人公は、出版会社のしがないサラリーマン。ある雑誌の写真のネガを管理する仕事を行っている。おそらく、ネガの管理の仕事は、この会社の中では窓際的な存在なのだろう。部署の同僚は一人だけだ。

彼は妄想癖があり、些細なことですぐに妄想の世界に耽ってしまい、端から見たらフリーズ状態に陥る。他人が経験したことのないようなことを、今までほとんどしてこなかったため、自分が"すごい"体験をしていることを妄想する癖が付いてしまったようだ。

そんな彼の出版会社が買収されることとなり、今まで16年間携わってきた雑誌も、ついに最終号となる。

さて、主人公は、最終号の写真の準備に取りかからなければいけない。

しかし、ここで大問題が発生する。最終号の表紙を飾る写真のネガが見つからないのだ。

この雑誌で使われている写真は、世界中を旅するフリーのカメラマンから送られてくるものであり、最終号用のネガも届けられていた。しかし、カメラマンが「この写真を最終号の表紙にしてくれ」と言って送ってきた、肝心の写真のネガだけが見つからない。

主人公はカメラマンにコンタクトを取ろうとする。しかし、このカメラマン、普段から携帯も持たず、世界を放浪し、写真は常に一方的に送ってくるだけ。

そこで主人公は、他の写真に写っているものを手がかりに、このカメラマンを追いかけて、突如、地味なサラリーマン生活から、世界の大自然に向けて冒険に出ることになる。そして、誰もしたことのない数々の体験をしていくことになる。

感想

見る前に想像していたより、ずっと楽しめたと思う。

何度かこの映画の予告編を見てきたが、そこからでは内容を予想することができなかった。しかし、実際に見てみると、しっかりとストーリーがあり、登場人物のキャラクターもユニークで、所々コミカルな演出もある。また、この映画の伝えたいことがはっきり分かる。

この映画の特徴は、見ている側の気持ちを動かすものがある点だ。

残念な映画は、映像をただ目に入れて、ストーリーを理解して、面白い or 面白くないと思うだけで終わってしまうが、この映画は、見終わった後に、何か心がすっきりするものがあり、「さて、自分はどう生きていこうか?働いていこうか?」と思わせる。

アメリカ映画らしく、きれいなハッピーエンドな作品となっている。もしあなたが、毎日同じ作業を行っているサラリーマンであれば、週末にこの映画を見れば、次の一週間を、なんとなくリフレッシュされた気分で進めることができるだろう。


映画というものが面白い理由の一つに、「自分では体験できない世界を見ることができる」というのもあると思う。LIFE!は、そういった映画の面白さを、うまく引き出した作品だ。『非日常』をただそのまま見せるのではなく、『日常』と『非日常』をうまく絡めて見せている。そこに、「映画の世界に浸った」と思わせる何かがあるのだろう。そして見た者の心を動かし、もしかしたら行動まで変えてしまうかもしれない。

これで今週も、良い週末が過ごせた。

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