(映画)グランド・イリュージョン

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映画『グランド・イリュージョン』のレビュー。

まず自分の評価から言うと、期待は大きく上回っていった、と言ったところ。友人に「何かスカッとするような面白い映画ない?」と言われたら、「来週末、これでも見てみたら?」とすすめる。

内容は、4人の天才マジシャン達が、チームを組んで、銀行から金をせしめる、と言うもの。

ラスベガスでのマジックショウーで、「今からパリの銀行から金を盗もうと思います」と言って、本当に金庫から金を盗む。前代未聞のマジックに観客は大盛り上がり。そして警察も、違う意味で大盛り上がり。

捜査官はマジシャン達を尋問するも、マジックのからくりは分からず、証拠もなく、お手上げ。

その後もマジシャン達は、お得意のマジックでやりたい放題。後手後手に回る警察。

そもそもマジシャン達はなぜ銀行から金を盗むのか?警察は彼らのマジックを見抜くことが出来るのか?

この映画の面白いところは、映画自体が一つのマジックになっているところだ。ラストを見ると、実は自分が、映画の最初から最後までトリックにはめられていたことに気づくだろう。そして不思議と清々しい気持ちになるはずだ。

映画の序盤では、マジシャン達の活躍に目が行くのだが、徐々に捜査官の応援の方に心が動いていく。最後の方は、『マジシャン達の絶対的なパフォーマンスも汚したくないし、捜査官のプライドも守りたい、この矛盾した感情をどう処理するんだ?』と複雑な気持ちになる。それを、ラストで、最高な形で結んでくれる。


休日に軽く見れて、何かスカッとする映画を探しているのであれば、これをオススメする。

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