(映画)ウルフ・オブ・ウォールストリート

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ハイテンションで狂いまくった人達の映画。金と女とドラッグにまみれた、ウォールストリートの成功者を描いている。非日常的な世界を垣間見たいと思ったときに見るといい映画だ。『熱狂』というものを見たい人にお勧め。是非まわりに紹介したい映画の一つだ。驚くことに、この映画は実在の人物をモデルにしている。ウォールストリート恐るべし。

自分にはドラッグには縁はなく、金とも女とも親しいお付き合いはあまりしてこなかったので、この欲望にはそこまで惹かれない。そのため、この主人公のようになりたいとは思わない。しかし、こんな世界を少しだけ垣間見たい、という願望は少しある。この主人公を見れば、何事も度を超えると破滅する、ということが分かるが、破滅への道と知りながら、なぜ人は度を超えた者に惹かれるのだろうか?おそらく、度を超えることは、常人には出来ないからだろう。スキル的にも、度胸の面からも、出来ないのだ。

自分はこの映画を見て、「この主人公も、一つのリーダーのあり方なのかもしれない」という感想を持った。以前、リーダーになるには?という記事をこのブログで書いたが、その中でリーダーに必要な素質の一つに、人から惹かれる人物であること、という条件を書いた。この主人公は、その点では超天才だ。理念はどうあれ。

リーダーには、理念やビジョンは必須である。しかし、それらが崇高である必要はない。理念やビジョンの崇高さは、"人から惹かれる"という素質を補助するためのものである。この主人公が"世の中金だ"と叫んだとき、嫌気をさす人は世の中に多くいるはずだが、組織を組む際には、そのような人間を仲間にしなければいいだけである。

この主人公は、たまたま金と女とドラッグに突っ走ったため、最終的に警察に目をつけられ、いろんな意味で"やばい"ことになった。しかし、リーダーになるために先天的に必要な素質を持っているので、何をやっても成功しただろう。実際、映画のラストにもあったように、その後はセールス技術のトレーナーとして活躍している。

自分と周りを熱狂させられる人は、成功もするし、人生も充実するのだろう。他人が経験できない生き方を選択することができる。そのような人間に自分もなりたいし、そのような人間の周りにいたい、とこの映画を見て思ってしまった。この主人公とは別の道で。

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